「宇宙のどこかで輝く
自分だけの”何か”を探している」
自分だけの強みを探そうともがく歌です.
解説
全天の21個の一等星の中で地球からは一番暗く見える星です2.
本作では曲中の主人公の境遇をレグルスになぞらえました.
「背筋を伸ばして ジャンプしても
それでもスピカは掴めない」
理想を高く持って背伸びをしても,
春の大三角形(アークトゥルス(うしかい座α星)・スピカ(おとめ座α星)・デネボラ(しし座β星))
を構成するおとめ座α星のスピカ3ほどの知名度や輝きはありません.
スピカは一等星の中で地球から見て17番目に明るい星であることから,
レグルスは十指にも遠く及ばないことになります2.
「地に足を付けて 妥協しても
それでもミモザに届かない」
かといって地に足を付けて妥協しても,
南半球の国(オーストラリア,ニュージーランドをはじめとするオセアニアの国々やブラジル)の国旗に描かれる,
みなみじゅうじ座β星のミモザ4にさえ知名度も輝きも届きません
(地球から見てミモザはスピカの次に明るい2).
これらの星とレグルスには,絶対等級(地球からの距離を考慮しない明るさ)上でも大きな差があり2,
とてもその輝き(=理想)には届きそうにありません.
「地平の星空目掛けて
みっともなく両手を伸ばした」
それでも主人公は地平の彼方の星空目掛けてがむしゃらに手を伸ばします.
伸ばしたところで届かなくても,
宇宙のどこかにあるかもしれない自分だけの”何か”を掴むために――
ちなみにレグルスはほぼ黄道上にある唯一の一等星として,
航海位置の計測基準となっている星の一つです1.
主人公も自分だけの強みを見つけ出せる日がいつか来るのかもしれません.
歌詞
もう少し あと少し 輝ける様な気がして
夢見てた景色を目指して
いくつもの未知を歩いてきた
たくさんの夜を越えたなら
あと少し もう少し 近づける様な気がして
背筋を伸ばして ジャンプしても
それでもスピカは掴めない
「彼方の眩しい星とは
同じ様には輝けないなら。」
宇宙のどこかで瞬く
自分だけの”何か”を探している
夢見てた景色を目指して
終わりなき道を歩いてきた
たくさんの夜を越えたなら
もう少し あと少し 追いつける様な気がして
地に足を付けて 妥協しても
それでもミモザに届かない
地平の星空目掛けて
みっともなく両手を伸ばした
宇宙のどこかで瞬く
自分だけの”何か”はまだない
無数の銀河の中から
すぐに見つけて貰えなくても
宇宙のどこかで輝く
自分だけの”何か”を探している