孤高のレグルス(feat. GUMI)
「宇宙のどこかで輝く
自分だけの”何か”を探している」
自分だけの強みを探そうともがく歌です.
「レグルス」はしし座α星の一等星で,
全天の21個の一等星の中で一番暗い星です.
理想を高く持って背伸びをしても,
春の大三角形を構成するおとめ座α星のスピカほどの知名度や輝きはありません.
スピカは一等星の中で17番目に明るい星であることから,
レグルスは十指にも遠く及ばないことになります.
かといって地に足を付けて妥協しても,
南半球の複数の国の国旗に描かれるみなみじゅうじ座β星のミモザにさえ知名度も輝きも届きません.
それでも主人公は地平の彼方の星空目掛けてがむしゃらに手を伸ばします.
伸ばしたところで届かなくても,
宇宙のどこかにあるかもしれない自分だけの”何か”を掴むために――
ちなみにレグルスはほぼ黄道上にある唯一の一等星として,
航海位置の計測基準となっている星の一つです.
主人公も自分だけの強みを見つけ出せる日がいつか来るのかもしれません.
追記:
初版からリメイクしました(最終更新:2024/06/19)
歌詞
たくさんの夜を越えたなら
もう少し あと少し 輝ける様な気がして
夢見てた景色を目指して
いくつもの未知を歩いてきた
たくさんの夜を越えたなら
あと少し もう少し 近づける様な気がして
背筋を伸ばして ジャンプしても
それでもスピカは掴めない
彼方の眩しい星とは
同じ様には輝けないから
宇宙のどこかで瞬く
自分だけの”何か”を探している
夢見てた景色を目指して
終わりなき道を歩いてきた
たくさんの夜を越えたなら
もう少し あと少し 追いつける様な気がして
地に足を付けて 妥協しても
それでもミモザに届かない
地平の星空目掛けて
みっともなく両手を伸ばした
宇宙のどこかで瞬く
自分だけの”何か”はまだない
無数の銀河の中から
すぐに見つけて貰えなくても
宇宙のどこかで輝く
自分だけの”何か”を探している