あの冬の夢(feat. 初音 ミク)

by atto 0 Comments

「君と出会ったこと それは確かな過去
だけど一つ一つ 夢に変わってゆく」

昔の時代の恋愛を描いた曲です.

かなり昔の時代の恋愛を想定しています.
今でこそSNS等で簡単に連絡が取れる時代になりましたが,
当時は手紙か電話くらいしか手段がありません.
その上電話はどの家にもあるような代物ではないので,
確実なのはほぼ手紙のみになります.

曲中で「君」がどこかに旅立つ描写があり,
それに対して「泣けない」と言及していることから,
当時の社会的に名誉とされること,すなわち出征と捉えることができます.

2年間音沙汰のない「君」を想って,
彼女は希望を持って待ち続けています.
でも彼女を待ち受けているのは,
もしかすると悲しい現実なのかもしれません.

追記:
初版からリメイクしました(最終更新:2024/06/19)

歌詞


君と出会った場所 歩く冬の終わり
少し悴む手が 温もりをせがんだ

“すぐに会える”と微笑んで
君は向こうへ歩き出す
声にならない”待ってる”が
頭の中空しく響く

大きな影が 少しずつ、少しずつ
小さくなって消えてゆくよ
堪える涙 泣かないよ泣けないよ
旅立つ君を見送るのに――

君と離れてから これで2度目の冬
“きっと逢えるはず”と 今日も君を想う

君と過ごした思い出は
夕焼け色に褪せたけど
声にならない”待ってる”は
まだ心で激しく疼く

積もった雪は 少しずつ、少しずつ
春を迎えて溶けてゆくよ
溢れる想い もう一度、もう一度
冷えた唇に口付けを――

君と出会ったこと それは確かな過去
だけど一つ一つ 夢に変わってゆく

あの冬の日は 少しずつ、少しずつ
ぼやけていって消えてゆくの?
溢れる涙 止め処無く落ちてゆく
いつの日かまた、逢える日まで――


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