紫苑(feat. 初音 ミク)

「僕等は普通より お互いのこと知らなくて
だから時々こんな風に 不安定なのかな、なんて」

遠距離恋愛の「君」との関係に悩む歌です.

タイトルの「紫苑」は曲中にこそ出てきませんが,
夏から秋の間に花を咲かせるキク科の多年草であり,
花言葉のひとつに「遠くにある人を思う」とあります.

「遠くにある人」という表現には解釈の余地がありますが,
ここでは「僕」にとっての「遠距離恋愛中の彼女」と解釈して歌詞を作りました.

遠距離恋愛になると直接会う頻度が少なくなるため,
関係を育むことが難しくなると思います.

今でこそスマートフォンやSNSが普及して,
言葉のやり取りはしやすくなったかもしれませんが,
それでも中々会えない状況に疲れてしまったり,
言いたいことが言えずにネガティブになってしまったりすることもあるかもしれません.

「僕等は普通よりお互いのことを知らない」
そんな「普通」のカップルに対する劣等感からくる焦りは,
あまりよい結果を生まない…気がします.

思いの丈が濁流となって彼女を押し流してしまう前に
普段から伝え合うようにしないといけませんね.

歌詞


君と出会った季節が
また今年も過ぎ去っていく
君に会えなかった季節が
また一つ増えてゆく

最後手を繋いだのは
随分と前のことだね
君の手をぎこちなく握る
僕の手 震えてたね

遠く離れた君に
ずっと寄り添うことも
そっと支えることも
出来ないままで

会いたくて 手を伸ばしても
君の手はすり抜けて離れていくんだ
気になって聞けなくて ほんとの気持ち
知ることを躊躇っている

僕等は普通より お互いのこと知らなくて
だから時々こんな風に 不安定なのかな、なんて

僕は不器用だから
君を守ることも満足に出来なくて
だから君には僕の気持ちは迷惑かな
…なんて思ったらキリが無くて

会いたくて 手を伸ばしても
気が付けば自分から引っ込めていた
言いたくて 言えなくて 君への気持ち
君のこと 好きで…

会いたいと 手を伸ばしたら
君の手は僕の手を取ってくれるかな
頼りない 自分だけれど
君といる未来を、
本気でさ、考えてもいいのかな

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